「心の観覧車を創る」を、ライブなコミュニケーションの場で表現することはできないだろうか?
その発想からMahsa倶楽部は生まれました。
不定期・非定点・不定型・・・いろんな制約に縛られず、自由なカタチで、出会った方に新たな出会い、感動、共感、元気を・・・。
当初「Mahsa倶楽部」としてスタートし、地道に活動を展開してまいりましたが、近年音楽活動の場面も増えてきましたので交流・サロン型の「マーサ倶楽部」と、音楽をたっぷりお楽しみいただくライブ、さらには交流会などさまざまな出会いの場を・・・。
と、いろんなリアルコミュニケーションに挑戦です。ここではその一部をお伝えします。

 
 

第37回マーサライブ
ド・ロ神父のオルガンで奏でる 愛のふれあいコンサート

2017年9月17日(日)長崎市 旧出津救助院

 この日は、グラン・ルーの19回目の創業記念日だ。この記念すべき日に、とても貴重な機会をいただいた。遠藤周作の作品の舞台にもなっている、長崎市外海地区。その昔、隠れキリシタンの聖地として、長き間、静かに信仰が守られた地域。そして明治以降、キリスト教の解放により、海外から優れた指導者が来日したが、そのなかで外海地区に住んだのがド・ロ神父、愛称は「ド・ロさま」。写真左の出津教会の設立者としても知られる。この方が約150年前に長崎市を訪ね、この地区で布教、教育に尽力され、そしてそのときに母国フランスから送られたオルガンが、今もここに存在している。
 このことを3年程前、この地に初めて訪れた際に知ることになり、感激。その音色に触れ、ぜひここでコンサートをやってみたい・・・と思っていたが、その願いが遂に叶う創業記念日となった。讃美歌伴奏用のこのオルガン。足を踏みながら音を出すが、指一本でも和音演奏ができるというハイテクな楽器でもある。私自身そのメカはうまく使いこなせないが、とにかくこの音色で長崎での静かなひとときを演出したい。長崎が好きな人たちとこの音とともにこの地の歴史を噛みしめたい・・・。

そんな思いで企画した本コンサート。この意図に賛同してくださったのが新潟の障がい者施設を運営されているアビリティ燕さん。入所者のみなさんとの年一回の旅行を、今回は長崎を目的地とされ、このコンサートにも参加となった。それ以外にも長崎大好き、ド・ロさまのオルガンに興味がある方などのお申込みもあり、楽しいコンサートの計画となった。そしてコンサートのあとは隣接レストランのランチをお楽しみいただくという特別企画も含め、あとは本番を待つばかり・・。
であったが、前日から台風接近、そして当日はまさに台風直撃の日となった。しかし、お客様も団体旅行で来られていたため、バスで一緒に移動。雨がっぱに身を包み、びしょ濡れになりながら、なんとか会場に到着。会場はド・ロ神父がその当時、若き女性たちに職業訓練や道徳などを教えておられた施設、旧出津救助院。今は展示資料館となっているが当時の様子がよくわかるミニ博物館だ。この2階にオルガンはある。外は台風が近づいているが、室内は静か。風の音が染み通るほど。そんななか、シスターから丁寧な説明をいただいたあとコンサートを始める。オルガン特有の素朴な音色を生かすため、今回の選曲はシンプルで静かなものにした。この外海のことを思ってつくったオリジナル曲「そらいろワルツ」から長崎にちなんだ曲、懐かしい唱歌など・・・。普段聞くことのない美しいオルガンの音色を堪能いただいた。そしてそのあとは、手作りのランチもお楽しみいただいた。そのメニューにもド・ロさまが製法を伝授された麺類が含まれており、たっぷりと長崎の静かな時間を過ごしていただき台風直撃の報せにも負けず、元気に帰りのバスに乗った。

 信徒以外の者によくオルガンを開放してくださった、弾かせていただけた。このことがとてもうれしく、宗教を越え、この長崎の敬虔なクリスチャンの皆さんとお会いできたこと、ご縁ができたこと、そしていろんな方に音楽を通じて、この素敵な場所をお伝えできたことはとても感慨深い。決して派手でなく、こじんまりしたコンサートではあったが、まさに念願のド・ロさまのオルガンを演奏でき、ご興味ある方に聴いていただけたことはとてもうれしい。素晴らしい記念日となった。一生忘れることができないだろう。

 ここから、グラン・ルー。20周年に向けて歩き始めます。

 

アビリティ燕ご一行様、旧出津救助院の皆様、レストラン ヴォスロールの皆様 村山久夫様様 大変お世話になり、ありがとうございました。

愛の元気人 Mahsa 今尾 昌子

 

   
オルガンの音を聞く
 

 

 →第38回マーサライブ 「Romantic N」

   in ぎふ NOBUNAGAに寄せるふるさとライブ」

 

 
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