いろんな出会いのなかで、そのご縁が 消えずに続くのは、本当にありがたいこと です。
さまざまな出会いに改めて 感謝し、これからも謙虚に心の観覧車を 回し続けます。

第27回 これぞ まさに「京」のおもてなし。
生き様も女っぷりもお手本のママに「おおきに」
2009.12

もう15年近いおつきあいになるだろうか。
京都木屋町の会員制バー。
と聞けば敷居も高く、ひとりではなかなか入れそうにもないが数少ない、家族のように迎え入れてくれるわが巣のような場所がここにある。
文化人・経済人・・・内外の著名人も足を運び、集まるお客同士がいい仲間に。
大人のいいお酒の飲み方を学んだのもここだった。
この店を長年取り仕切っておられるのが店主の由紀子ママ。
女優を目指しておられただけあって歌もダンスも素晴らしく、木屋町のピアフの異名をもつ。
関西へ行ったら、必ず寄らねばならないお店。
京都のお母さんが待っているから!とそんな気持ちになる。
飲み屋は数多あるけれど、世界で一番好きなバー。センスのよいジャズやクラシックが流れ、上質な会話がこだまする。
時々、こちらでライブもさせていただいている。
ママの人生を、背中を追いかけ、いい女を目指したいといつも思う。いつまでも、お元気で。たのみまっせ〜。
いい年を重ねるとは、まさにこういうこと。
客商売とは、まさにこういうもの。
いろんな学びをいただける、ありがたいありがたい存在である。

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