ロマンチックかつ元気（Powerful）に、情熱的に（Passionate）、そして自分らしく（Persona）・・・。の思いを込め、今回企画したライブツアーのテーマ「Romantic　P」。

東京会場の新宿のミノトールではそのテーマを世界的視野、歴史的視野（ちょっと大げさではあるが）で表現したいと、プログラムを考えました。

ライブにおいでいただいた方に、このテーマを実感いただき、明日への新たなエネルギーを得ていただく機会になればとの思いで、自分のこれまでの経験を生かした独自の企画をと意識しました。

1部では、世界のロマンチックをお楽しみいただくプログラム。まずは「ジャパン・ロマンチック」～といえば演歌、そして昭和歌謡。森昌子から岩崎宏美、そして初挑戦の大橋純子の名曲をマーサ流で。

つづいて、ゲストのバイオリン奏者　美山深さんとともに、アルゼンチンで仕入れてきたワルツのメドレー。題して「ノスタルジーワルツ・ロマンチック」なんとも哀愁深いメロディが６曲、日本ではなじみがない曲がほとんどでしたが、最後は日本でも「ドナウ川のさざなみ」として有名なあのメロディで締めました。

続いて、「クラシック・ロマンチック」ということで、ロマン派の作曲家の名曲から選定。ショパン、シューマン、ブラームスの名曲をそれぞれ。次に「シャンソン・ロマンチック」でおなじみのシャンソンをオリジナルバージョンで。ピアフがフォルクローレから取り入れた「群衆」では全員の手拍子をいただきながら・・演奏。最後は「ラテン・ロマンチック」で南米の名曲と、私の愛するピアソラの「オブリビオン」と「アディオス・ノニーノ」で世界のロマンチックシリーズを結びました。

2部はマーサオリジナルでの構成。おなじみの観覧車シリーズから、「マーサ・ロマンチック」の代表作「ノスタルジックルージュ」「フランチェスカの夢」そして、新曲にはサンタルチア滞在時に書いた日記がヒントになった「ロマンチック・ナポリ」、そして東北応援の気持ちを込めた「かもめりぃ」、今年亡くなった親友への哀悼の歌「ANNEソロジー」を初演。昼の部、夜の部とも平日にも関わらず、多数のお客様にお出かけいただき、お楽しみいただきました。

初めてお会いする方も今回多く、最初は緊張して来られていた方も、お帰りの際には全員が笑顔で握手をしながらお送りできたことがうれしかったです。

皆さんがご多忙の大都会～東京ならではのライブ実施の難しさも身に沁みますが、それでもおいでいただいた方に喜んでいただける限りは、と手ごたえも感じます。

兼業故のプログラムの決定の遅さや、アレンジのめまぐるしい変更などで、ゲストの美山さんにはご苦労をおかけしましたが、多くの曲目を一緒に素敵にこなしていただき、心より感謝申し上げます。またこの新宿ライブをいつも支えてくださっている田村昭さん、撮影を担当してくださる大手照雄さん、片桐圭さんには心より感謝です。

いろんな方に応援いただき、自分の活動拠点である東京で開催できることに心から喜びを感じます。

ライブ当日・翌日いただいた感想より