「心の観覧車を創る」を、ライブなコミュニケーションの場で表現することはできないだろうか? その発想からMahsa倶楽部は生まれました。
不定期・非定点・不定型・・・いろんな制約に縛られず、自由なカタチで、 出会った方に新たな出会い、感動、共感、元気を・・・。
当初「Mahsa倶楽部」としてスタートし、地道に活動を展開してまいりましたが、 近年音楽活動の場面も増えてきましたので交流・サロン型の「マーサ倶楽部」と、 音楽をたっぷりお楽しみいただく「マーサライブ」の二本立てで発信中です。
いずれもコンセプトは同じです。 ここでは、その中の主な取り組みをレポートいたします。

 
 
7月17日京都フランボー

 

京都でのマーサクラブ&ライブは確か3回目・・・。初回も祇園祭の日に開催。そのときは宵山であったが、今回の開催は、まさにフィナーレ当日である鉾巡行後に計画をしてしまった。祇園祭の土曜の・・・ということでこの日を選んだのであるが、当日スタートするまでは不安の連続であった。気が付けばその日は三連休の初日。しかもお祭りというのは地元の人にとってはお祭り・・でライブどころではないのかも・・・。
しかし、その不安は消えた。新潟から、東京から、大阪から、奈良から、京都から滋賀から・・・と各地から、汗をかきかき、皆さん集まってくださって、気が付けば定員を越える人数で、しかもライブが終わるまでに遅れて参加される方も・・・。
そして、一番心配していた 祭りの日の開催ということについて、あるお客様がおっしゃった言葉に救われた。「ほんまにええ日にやってもらって幸せやわ〜。祇園祭の日のライブとは。この日に京都に来られて幸せやな〜」。マイクのセッティングも皆さんのご協力で無事整い、あとは自身の演奏次第・・・という状況で本番もスタート。お祭りらしく、フォルクローレのお祭りの曲(群集・・のち、エディットピアフがシャンソンとして歌い、それを知った)に琵琶湖周航の歌をつけた不思議なプロローグからスタート。今回はゲストなしのフル単独ライブ。ちょっと何か寂しい感じがするといけないと、山野楽器で急遽ゲットしたタンバリンを、会社員時代の後輩が叩いてサポートしてくれる。一部は世界の名曲でのノスタルジックミュージック。シャンソン・日本の歌・カンツォーネなどなど。今回は新曲も!とミルバやピアフの曲を追加した。場内は盛り上がり、知らない方同士もワイングラスを傾け、話に花が咲く。

第二部は、オリジナル曲とラテンのメドレーで構成。オリジナル曲は実は昨年のライブ以来新曲が生まれていなかったが、今回は京都ライブ用にピアノを寄贈してくれた友人へのレクイエムをなんとか間に合わせ、初お披露目した。
紅い灯ゆらり」というタイトルに合わせ、ママが紅いろうそくを用意してくれたのが心に沁みた。そしてフィナーレはオリジナル曲の「想人」で、参加してくださった全員に感謝の気持ちを・・・。あたたかい拍手・涙・笑い声・・・この原稿を書いているときにもその盛況ぶりが蘇ってくるほどの熱い盛り上がりであった。力尽きたと想ったらアンコールの声と拍手をいただき、3曲歌わせていただいた。それでも終われない空気があり、そのあとも多くの方が会場に残られた。初めて連れてこられた?お客様から店内に貼ってあったポスターをはがして「サインください」と言われたり、こちらにとってもサプライズがあったが、やっぱり京都は第二のふるさとだと実感した。
あたたかい声援をいただき、「元気もらったよ」「今日も楽しかった」といわれ、またライブが初めてという方からは「なんだか全身が震えて、涙が止まらなかった」といわれ、また泣かれた・・・。
「来年もやってね」というリクエストもいただき、最初の不安とは180度違う気持ちでいる自分がいる。
京都の祇園祭は私にとっても忘れられない祭りの日になっていく。
フランボーのママ、そしていろいろご無理いって手伝っていただいた田村さま、さいちゃん、うえちゃんに心より感謝いたします。
おいでいただいた全ての皆様、エールを送っていただいた多くの皆様ひとりひとりに深い感謝を込めて。
そして、ピアノを寄贈してくれた慎吾さんのご冥福を心より祈って。

*本ライブで歌ったオリジナル曲はこちら


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