ラテンをもっと召し上がれ!
地球の裏側、もっとも日本から遠い国・・・といわれるアルゼンチン。その首都、ブエノスアイレスは人生のなかで、きっと訪れることが ないと思っていた町のひとつ。 それなのに、元気や情熱を忘れそうになっている日本の日常に 埋没していてはいけない!もっと生の情熱を採りにいこう!と思い立ち 今年のクライマックスイベントとして、このブエノスアイレスへの 単独渡航を実行するにいたった。
ブエノスアイレス・・・なんとも耳障りのよい、気持ちよい名前。 その快適さがまさに!の名前。スペイン語で「いい空気」という意味らしい。 グローバルスタンダードも揺らぎつつある今日、情報化社会に 巻き込まれずに、独自の文化をもちながら、一見淡々と生きている 町。
しかし、その淡々さとは、人生への自信から来るものなの かもしれない。彼らの心、肉体にはいつもタンゴがあり、 情熱的に自らを表現し、賛美することを日常の慣わしとしている。 今、生きている。元気である。明日のためよりも、今のために。 内側から涌いてくるパッションが自分の体に魂に沁みてくる。 そんな体験を久しぶりにした。 植民地時代の文化をほどよく残しながら、南米独特の土着性も 残しているかのよう。 音楽をする者も、タンゴを舞う者も、料理人も・・・すべて 自信に満ち溢れ、余裕を感じさせてくれる。
もっとタンゴを!もっと表現を!ラテンの情熱が世界を救うかも。 日本人も、もっと肩の力を抜いて、大胆に自らを表現してほしい。 遠くて、近い町ブエノス。
もう私の心はそこに棲んでいる。