2012.10 ドイツ ボン
ユーロ方面に出向く場合は、ドイツを拠点にしているが、半日でも滞在時間があると無理してでも、遠距離交際の人を訪ねるかのように、迷わずベートーベンの生家のある町ボンに向かう。
フランクフルトからの移動往復3時間半、滞在は2時間ほどであるが、いつも楽聖と呼ばれるベートーベンに会いにいかねば!と体が向くのである。とくに今回は9月11日の大船渡でのチャリティコンサートで初演奏した「レクイエム11」と名づけたオリジナル曲にベートーベンの「テンペスト(嵐)」を挿入させていただいたので、それの報告もしたいという気持ちになった。
ベートーベンはどの嵐を見てあのピアノソナタを書いたのだろう。そして、もしTSUNAMIを見たら、どんな曲を書いただろう・・・。とさまざまな思いを馳せてみる。
そして今回の大収穫は、ベートーベンの生家の並びにみつけた、伝統的な帽子専門店。あまりに種類が豊富で、センスが良く、見せ構えもしっかりしているため足が止まった。店内も素晴らしい。歴史を刻み、誇りをもって営業している姿に感銘を受ける。ベートーベンの町として世界から観光客や音楽ファンを集めるこの前にはこのような素晴らしい名店や、市場が元気である。
現代なのに、今どきの流行ものに媚びすぎていない、200年以上前にもタイムトリップできる最高の町だ。 |