グラン・ルーは今年の9月17日で開設20周年を迎えました。その感謝の記念イベントとして開催した本ライブ。まずは、ふるさと岐阜での開催です。
ふりかえれば、みなもさんをお借りしてのふるさとライブは、最初の開催からまる10年が経過、そして今回で10回目の開催となりました。
初回から毎年欠かさずご参加いただいている方や、ご紹介で新たに参加いただいた方、限られた席数のため、十分なお声がけもできませんでしたが、今回も多数の方においでいただけました。
実は、この10年。毎年おいでいただいていたのに、もうお会いできなくなってしまった方も毎年ひとり、ふたり・・といらっしゃって・・とても寂しい気がしますが、この日は空から一緒に見てくださっているような気がしました。
10年とは早いですが、長いもので、本当にいろんなことがあったと思い、またよく続けてこられたとも思います。これはひとえに、家族および周囲の皆様のおかげです。
このライブを一緒に準備してくれたのはわが家族ですが、両親も10年前と比べれば無理もきかなくなってきたかな・・と思いながらの、よいこらしょの10回目。
毎年秋の一大イベントとして、わが家では恒例になってきましたが、そんなこんなで今年の開催には特別な思いがありました。
そして、これまではお店の定休日にお借りしての木曜日開催でしたが、今回からは営業日の午後から貸し切らせていただいての水曜開催。15時からと18時からの2部制で、ちょっとあわただしい感じもしましたが、無事に切り替え、入れ替えも行うことができました。
午後の部はアフタヌーンティーをお楽しみいただき、夜の部はお食事を召し上がっていただいての開催となりました。
ステージでは、前半は、ゆく平成を惜しみながら、そしてわがふるさと時代がよみがえる昭和の名曲を日本・世界からセレクトして、トークとゲームを交えて演奏しました。
そして、秋といえば・・の旅、恋、酒・・・にまつわるナンバーを集中的に集めてみました。
後半は、今回のライブのテーマである「人生は観覧車のように生きる」のオリジナル曲からスタート。初心を思い出し、丁寧に弾き歌いさせていただきました。
続いて、来る12月の山口コンサートのいきさつをお話ししながら、ザビエルに捧げる「フランチェスコの夢」を演奏、そして平成の締めくくりとして、東日本大震災後に生まれた曲「かもめりぃ」を歌い、ふるさとの名づけ親 織田信長をたたえるタンゴから、アルゼンチンタンゴへのリレーメドレーへ。
お客様の手拍子で大いに盛り上がったところで、今回のライブのために急きょつくった作品「イツカ サイゴ」の初演でフィナーレとなりました。
どんなこともいつか終わるけれど、その最後の瞬間まで元気に悔いないように生きようという自分への、そして周囲へのメッセージを込めた人生賛歌です。
大きな手拍子の観覧車が回る・・・そんな雰囲気で、午後も夜も、無事ふるさとライブを終了することができました。
岐阜を離れて35余年。すっかり他での暮らしが長くなってしまいましたが、やっぱりふるさとなのです。 近所のおねえちゃんがおばちゃんになり、おばあちゃんになり・・。同級生たちもすっかり中年・・ということは我も同じです。
人生は観覧車のようにぐるりと回って巡ってくる、そして生きている限り、再び回りだす。
今回のふるさとライブでは、改めてふるさとのみなさんの暖かさを感じました。そして、わが人生の秋を感じました・・・。
「エネルギッシュで感動しました!」「ほんとうにタフですね。帰りの車では、嫁さんが人生は観覧車のようにを口ずさんでました」「来年もやってね」「あ〜あ、楽しかった」「長いこと生きててよかった。来年もお願いします」・・・・京都から、豊田から・・と遠方からもおいでいただいた方もみなさん笑顔でお帰りになり、いろんな言葉をかけていただきました。
何日経過しても、余韻が消えない10回目のふるさとライブ。ふるさとで育てていただいた皆様に感謝を忘れず、これからも前を向いて進みたいと思います。 ご参加いただいたすべての皆さま、おいしいお料理をご提供いただいたみなもさま、今回も大変ありがとうございました!
写真協力 江崎カメラさま
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