「高く評価する」の目線?

ポリティカルな世界の人たちのインタビューなどでよくつかわれる
「高く評価します」といった言葉。

人様の行動や言動に対して、
「評価します」とか、「評価しない」とか発する人は
どんな目線で物事を見ているんだろう。と
常々不思議に思ってはいたが、よく考えたら、自分の周りには
公の場であったも、こういう言葉で話す人は、まずいない。

「評価します」ではなく、
歓迎します。とかの方が聞いていて気持ちいいし、
さらには
「あ、そこ、いいですよね~。感動しますよ」
「ああ、そうなんですね。素晴らしいですね~」
と言った方が、心がこもっており、人には伝わるはずなのに・・。

評価するという言葉は、
第三者的であり、またひどく上から目線のようであり、
当事者的でなく、無責任なのに偉そうな・・・。

評論家のつもりか、何様のつもりか・・・。

その言葉ひとつで、その人の人柄と、本当の意味での見識が透けて見えると
思っている。

一見、賢そうな「評価します」という言葉は、尊敬する
人は使わない。

人の言葉をゆさぶる、言葉を選び、心に伝えたいものだ。

カテゴリー: Essay (Word) | 「高く評価する」の目線? はコメントを受け付けていません。

新幹線セキュリティの急務。

先週末、都内で会った人との会話で、911の同時多発テロにニアミスした話になり、
聞いている人がとても驚き
「そんなことがあるんですね~。海外って怖いですね」と言われ、
「日本も新幹線がとても危ないと思う。何が起きてもあまりにも無防備で・・・」
と返し、お互い気を付けなければといいながら、そのまま別れた、私はその後、東京駅に向かった。
ようやく帰路に着けるとうきうき気分で、予約したはずの切符を見たら、なんと
日にち間違いのものを持っていることに気づき、急きょ、変更の手配。

その結果、予定よりも早い列車に乗り込むことができ、21時半すぎには帰宅。
数日ぶりの帰宅となった。
スイス経由でNYから戻り、成田で1日用事を済ませての名古屋戻りであったので
かなり疲れていたが、気が張っていたので、戻るまでは平気だった。

そして、その後ニュースを見ることもなく、早々に休み、夜中に目が覚めると携帯に、
妹からのメール。
「新幹線、無事でよかったね~」とある。何かあったのか?

そのあと、自分が乗った3時間ほど後の新幹線車内で、殺人事件があったことを
知り、あまりの惨さとタイミングに衝撃を受ける。
帰宅した頃に、車内で恐ろしい事件があったのだ。
しかも、ついさっき
そういうこともあると話していた矢先に、本当にあったとは・・・。

ああ、またもや日本で無差別の殺人が・・・起きた。
しかも、逃げ場のない新幹線の車内で・・・。
以前は、灯油を持ち込み、自殺を図った人もいて、巻き込まれた方もいて・・。
今度は凶器を持ち込んでいた?
愕然とする、耳と目を疑う。

日本ではここのところ、おかしなことが続いている。
もう何とかしないと・・。

私はいつも車内の端っこにスーツケースを置く場合は、車掌さんに必ず伝える。
不信な荷物じゃないからと、安心してもらうためだ。

JR東海も、3分か5分間隔で、新幹線を発車させ、どれもそれなりに乗客が多くて
この本数の運行は必要なのだろうが、どこかで何かを見直さないと、
必ず恐ろしいことが起きる。

以前、台風のときも足どめをくらったが、地震が来たら?どうなるんだ?

空からこの新幹線の混雑状況を見れば、何か起きればどういうことになるか。
その影響、被害はどんな甚大であるかは、予測できるだろう。

新幹線のセキュリテイ強化は、急務だ。
世界で一番、ゆるく甘い状態であると思う。
と、もちろん関係者はすでに何等かの対策を真剣に講じているようであるが、
とにかく急ぐ必要がある。

尊い命が心ない犯罪者によって、奪われるのはもうやめてほしい。
それにしても、
東海道新幹線は、経営的にはドル箱であろうが、危険度も満載である。

必要だから、みんな利用しているが、利用者も含め、考えなおす、いろんなことに
協力する時期にきているのだと思う。

便利なものを見直す。
安全が一番だ。
いつまでも、両立は難しいのだろう。

カテゴリー: Essay (Word) | 新幹線セキュリティの急務。 はコメントを受け付けていません。

ブロードウェイへの扉を開く場所で。

NYに来たら、できる限り、いや絶対に訪ねたい場所のひとつ。
それは、ブロードウェイで活躍するアクターやダンサーたちが、そのタマゴが練習に、
オーディションにやってくるミュージックスタジオである。
気が付けば、もう10年近く、利用頻度や使用時間こそは少なく短いが、
通っている。
NYでインスピレーションを受ける場所。美術館やコンサートホールももちろん
創造に役立つ場所であるが、スタジオはステージに立つ前の本気の演者たちに
触れることができる点で、とてもライブなのである。
そして、そこに交じって自分もピアノを練習する。
小さな部屋である。ピアノ1台。そして大きな鏡。
自分が歌う、踊る姿をチェックするため必需品だ。
この空間に身を入れ、ピアノに触れ始めると、勝手に指が動き、新しい発想から
即興がはじまる。
日本では、地元ではイメージしないものが、ここでは生まれたりするのだ。
多くのアクターたちが、ブロードウェイの扉をたたくための関門がこのスタジオにある。
がんばればステージに立てる、立ってやる。そんな気持ちが伝わってくるのだ。

ずっとiPhoneで録音しながら、アドリブで生まれるメロディを保存する。
私自身が目指す扉を開くために、新たな一歩が始まるこの空間が
とても好きだ。

カテゴリー: Essay (Word) | ブロードウェイへの扉を開く場所で。 はコメントを受け付けていません。

紙吹雪で主人をおくる。

久しぶりのNY滞在中に、訃報が流れたデザイナーのKATE SPADE。
報道の直後から、公式サイトで創業者の死を悼む哀しみのメッセージが流れていた。
いかにも、NYらしい、軽やかで明るくて、ハッピーモードを醸し出すデザインだけに
このメッセージが対照的すぎて、何度も何度も繰り返されるニュースで見る、美しく
かわいらしいKATEの在りし日の横顔を見ると、たまらない気持ちになる。
アメリカンドリームの象徴のひとりでもあった彼女の生涯、まさに光と影か。
成功者の運命と孤独と・・・。
関係者はさぞかし驚き、こんなときどんな気持ちで?
お店は喪に服して、休業か?
いろんなことを考えながら、ロックフェラーセンターの前を通った。
以前はメトロポリタン美術館のショップがあった場所に、まさにKATEのショップがあった。
お店は普段通り営業していたが、ショーウィンドーには紙吹雪のディスプレイに
ネットでみたメッセージと同じ哀悼の言葉が黒いパネルが掲示されている。
夢を売る、華やかなお店がどこか寂しげだ。
通りがかりか、ニュースを見てか・・お客は入っている。
店員は寂しげだ。
主人がいなくなっても、お店は営業するのだ。
それがビジネス。それが商売。
これまで彼女の店にはほとんど入ったことがなく、買い物もしたことがなかったが、
今回はお店に入り、KATEが遺したデザインの世界を見ながら、ひとり彼女の偉業をしのんだ。
流暢に日本語で話しかけてくる金髪の上海人スタッフが、いかにもKate worldな雰囲気を
醸し出し、主人が亡くなったことは別世界のような印象を受けた。

しかし、ショーウィンドウには紙吹雪のディスプレイ。
主人を優しい拍手と祈りで送るかのように。

改めて、同世代のKATE SPADEさんのご冥福を祈ります。

カテゴリー: Essay (Word) | 紙吹雪で主人をおくる。 はコメントを受け付けていません。

金ぴか、リアルなアメリカンドリーム。

何十回通っても、ここだけを撮影することはなかった。
五番街には、撮影したくなる素敵な店舗がビルが立ち並んでおり、この金ぴかビルには興味もなかった。

ところが、この周辺も大きく様変わりした。
トランプタワーには厳戒態勢が敷かれ、
映画の舞台にもなった高級宝石店など迷惑な状況。

どうしても、このビルの前に来ると、
「ほお、これが。あれが」と、立ち止まってしまい、
お上りさんや集会をする人で混雑の日もあり・・・。
ポリスマンも多数いて、落ち着かない。

このビルの主人が、大統領になってしまったことで、せっかくの五番街も変わりつつある。

一方、このビルこそ、現代のアメリカン・ドリームの象徴なのかもしれない。

人は、大金持ちだけでなく、こんな大きな国の大統領にもなることができる。
金持ちだったからこそ、なれたというのも一理あるだろうが、
いかにもアメリカ的なサクセスストーリー。しかもこの情報化社会の中で成し遂げた夢。

永遠にアメリカが世界でもっとも強い国であるのかどうかはわからないが、
それでもやっぱり、何か日本とは違う
ダイナミックさを感じるのである。

NY在住の知り合いいわく、
「結局、トランプでよかったんじゃないの。」
にも、外からメディアからだけではわからない現実を想像する。もっとも罵倒し続けたタクシードライバーにも
出会った。

このビルの主人が目指すアメリカン・ファースト。
そういえばニューアーク空港でみた広告に、
「ファクト ファースト」なるメッセージもあったが、
どこかの国の自分ファーストの人よりは、確かにずっといいのかもしれない。

金ぴかがメッキではなく、ホンモノの輝きであってほしい。

カテゴリー: Essay (Word) | 金ぴか、リアルなアメリカンドリーム。 はコメントを受け付けていません。

6月9日分公開が前後する可能性があります

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
移動時間中により、公開が前後する可能性があります。
予めご了承ください。

カテゴリー: Info | 6月9日分公開が前後する可能性があります はコメントを受け付けていません。

30年前と同じ場所に立ち。

人生で初めての海外渡航は25歳の5月、ニューヨーク。
印刷会社のネットワークで企画された海外視察。今思えば、小娘にそんな機会をよく与えてくれたものだ。
改めて、当時の上司たちに大感謝の気持ちは今も消えることがない。
この経験は、私の人生に大きな影響を与えた。
今、こうして生きている心の支えのひとつは、このNYからあふれる不思議なエナジー。
人種のるつぼとも言われてきた、この超ちゃんぽんな世界を知るきっかけがなければ、
20年前、観覧車は動き始めなかったと思う。

写真にあるタクシーが止まっている場所。ここは記念すべきスポットだ。
初の視察訪米時に、同伴者のひとりが、一枚の写真を撮ってくれた場所だ。
ここに30年前立っていた私。

気が付けば、その後も私は何かあると、ここに来た。
こことは、グランドセントラル駅の前。NYでももっとも大きく、美しいターミナル駅。
映画にもよく出てくる。
今回は、人とこのグラセン(駅名を略してそう呼ぶ)で待ち合わせする前に
ここに立ち寄る。

30年経っても、私にとってこの町は不変の存在だ。
やっぱり内側からチカラが湧いてくる不思議な場所だ。

アートにも、マーケティングにも、人生にも・・・すべてのヒントがここに
ぎゅっと詰まっている。
そして、人とは何か。についても考えさせてくれる、あまりに多様なサンプルが素材が
存在している。

あの日から、あっという間に30年経った。私はどう変化できたのだろう。
改めて見直す、問い直す。
少しは成長してきたか?ずっと問い続けるのみだ。
夢は?まだまだ追いかけるだろう。

カテゴリー: Essay (Word) | 30年前と同じ場所に立ち。 はコメントを受け付けていません。

著名デザイナーの死とNYの喧騒と・・

その名は、おしゃれに興味がある女性なら年代を越えて、とくに若い人には
おなじみだろう。
KATE SPADE。トランプのスペードマークが入ったロゴタイプ。
NY発のデザイナーズブランドとして、人気を博し、日本にも店舗をもつ。
高級すぎない、手が届く値ごろ感も、人気の理由だっただろう。
同じく人気のブランドCOACHに買収されていたのは、今回のことを機に
知った。
その創業者であり、デザイナーであるケートスペードがマンハッタンの自宅で
亡くなったとの報に接し、驚いた。
このブランドといえば、いつも応援してくれている仲間が、数年前の誕生日
だったか、アメリカの通販で入手したとのことで、なんと観覧車のプリントが入った
珍しいバッグを贈ってくれた。
「マーサさんの好きな絵が入っているからね。雨の日にも使えるしね」と。
このとき、NYのこのデザイナーを改めて素敵だと思い、愛用させてもらっている。

そのデザイナーが・・。しかも、ほとんど同い年であった。正確にいえば11か月ほどの
お姉さん。
55歳での死。ここで人生を終えるとは・・。
一見、華やかなNYの、デザイン業界の・・と考え始めるときりがないが、
間違いなく、このブランドは彼女がいなくても名が消えることはないだろう。
手が届くおしゃれ。この実現は素晴らしい功績だ。
多くの女性を幸せにした。素晴らしい仕事をされた。
今は、安らかな眠りを祈りたい。

この哀しみを消すかのように、今日もNYのタクシーたちはクラクションを
慣らし、救急車はサイレンを鳴らして、渋滞から脱出しようとしているのも
とてもNYらしく映った。

カテゴリー: Essay (Word) | 著名デザイナーの死とNYの喧騒と・・ はコメントを受け付けていません。

30年目のNY訪問は弾丸計画。

はじめて25歳でたずねた海外はニューヨーク。
今でも不思議といろんなことを、くっきりと覚えている。
戸惑いは、ドアの足元が空いているトイレのドアからはじまり、
(あとでそれが防犯用であることがわかった)
ケチャップマン、ボトルマンの噂・・・。とにかくNYは怖いところと
同行した印刷業界のおじさまたちは、早く日本に帰りたい
せっかくNYに来たのに、和食と日本酒を毎日召し上がり
何のために来ているんだ?おっちゃん???と
思いながら、それでも自分なりに、NYの風を全身に浴び
私にとって、元気・挑戦の源泉となった。
あれから、30年間の間に、どれだけ足を運んだだろう。
数えるのも途中でやめたし、もうわからなくなったが、
自分の自由意思でもっとも訪ねた海外の町は、間違いなく
NYだ。
いつも、ここで気合いを入れ、感動を持ち帰り、自分を高めた、
世界からやってきたそれぞれの世界で頑張る人たちに触れ、
自分の「まだまだ感」を痛感し、ギアを入れ直した。
そんな30代、40代。

今年で30年。
55歳になろうとしている自分はこの町から改めて
何を得るだろうか。

久しぶりに訪ねる。但し、長居ができず、最短の滞在。
2泊5日という不思議な旅程。
こんな無茶が、いつまでできるか?

20年前、脱サラする前の決心を固めたのもここ。
今回も、自分の未来に向け、背中を押す旅になる、したい。

と、とりあえず勇んで出発し、道中いろいろあって
やっとNYにたどり着き・・・
やっぱりここはNYだった・・を実感・・。

入国管理の出口で、トランプ大統領の写真パネル
に迎えられる。
そう、彼の政権になって、初訪米、初訪NYだ。
町は現場はどう変わっているか そうでないか・・・
はとても気になる。

ということで・・・
本ブログ公開は移動時間にあたるため、普段より
遅い公開となりました。

カテゴリー: Essay (Word) | 30年目のNY訪問は弾丸計画。 はコメントを受け付けていません。

本ブログの6月6日公開時間が遅れます。

いつも、本ブログを御覧いただきありがとうございます。
6月6日は長距離移動、時差の関係などで、
公開時間が遅れる可能性があります。
予めご了承いただきますよう、宜しくお願いいたします。

では、引き続きよろしくお願い申し上げます!

              Mahsa 今尾昌子

カテゴリー: Info | 本ブログの6月6日公開時間が遅れます。 はコメントを受け付けていません。