「みず・つち・ひと」の調和を考える日。

あの東日本大震災から7年の朝を迎えた。
誰しも、それぞれの311があるだろう。
亡くなられた方々に、今も行方不明の方々に、心から
哀悼の意を捧げたい。
ご遺族におかれては、大変な7年をお過ごしであったことと
お察し申し上げる。
何年経っても、毎日毎日ずっとずっと忘れることができない。

そして、
東北地方の皆様の今なお続く、ご苦労について、改めて
頭が下がる思いだ。
ほんとうは、オリンピックなんかやらないで、そのお金や
労力をそこに費やしたらよかったのに・・と
思えてならないが、自力でがんばり続けておられる
皆さんに頭が下がる。

関西にいると、中部にいると、東北の津波は関係ないのでは?
東北大震災後に、阪神大震災を体験された作家、高村薫さんが
「土の記」という小説を書かれた。舞台は奈良だ。
「震災と奈良は関係ないのでは?」とのインタビューアーの問に
高村さんは、
「東北の震災は津波でしょ。津波は、土を水がかっさらっていくこと。
土は日本中、全部つながっていますよ。だから、関係ないという
ことはない・・・。」土の中に住んでいたカエルや育っていた種や
いろんな命も一緒に流された。それがあの津波。奈良で農作業を
行う主人公が、そのことを思い出すのだそうだ・・。
(まだ小説を読んでいないため インタビューより抜粋)

そう土はみんなつながっているのだ。
だから、東北の震災は日本中につながっているのだ。

このインタビューを聴きながら、自分の「みす・つち・ひと」
という曲を思い出した。
土があって水が注がれて、そこに生物が生まれ育つ。
土はつながっている。そして水は命水であるが、ときに狂い水、悪魔になる。
人はそこで生かされる。

この調和がとれづらくなってきている現代社会を思いながら
生きることの根本は「みず・つち・ひと」のバランスなのだと
改めて思い、
そのバランスが崩れたときに、えらいことになる・・・
ということを7年前に、私たちは知ることとなった。

3月11日。いろんなことを考える。それぞれがそれぞれの立場で。
私は、
7年前のファーストアルバムのレコーディングの翌日に起こったあの
衝撃を思い出しながら、
7年後も無事で生きていることに感謝しながら、
東北のみなさんのことを思い、
祈りを捧げたい。

みず・つち・ひと・・・。
調和の永遠はない。ということを心に留め、今日を大切に生きると
しよう。

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