地下街メモリーと夢。

名古屋は地下街が発達している町として知られている。
すでに私が小学生の頃からそうであり、当時
毎日学校が終わったあと、名鉄電車に乗って岐阜から
通った名古屋の音楽教室。
毎日、電車で30分。岐阜から名古屋まで毎日だ。
低学年の頃から電車に一人で乗ることも多く、
その時から、移動生活に慣らされてきたのかもしれない。

最近、名古屋駅前の地下街をよく歩く。
上に上がればすぐJR名古屋駅。今は高島屋があるが
当時はなかった。
地上よりも地下が賑わっていた。
そこには当時、まだ珍しかった焼き立てパンの店と
名古屋に初進出したマクドナルドが並んでいた。
そこを毎日小学生である田舎者の私は通りながら、
「なんだろ、いいなあ」
と興味津々であった・・。

実はその店たちがもちろん改装はしているが、今も当時と
同じ場所にあり、営業を続けている。

最近、そこを通ると小学生時代の自分が現れるような
気がする。
駅前の地下街、平日は小学生はあまり通らない、大人の
町だ。
この頃から背伸びをしていたのだろう。
子供のくせに、都会である名古屋の地下街を毎日
ウォッチングしていたのだ。

「ハンバーガーなんか、食べたらあかん。あんなもん
カラダに悪い」
「コーラなんか飲むな、骨がとける、あほになる」
マクドナルドの話を親にしようものなら、こんな
返答であったことも今は懐かしい。

今、45年も前の自分と名古屋の地下街で遭遇している。
少女は、一生懸命目の前のコンクールに向かって
がんばっていた。
今、私は何に向かっていくのだ?
少女時代の自分と対話しながら、自分の行先を
考える。
地下街のメモリー。夢は地下に?

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