音楽と美術の大きな役割

音楽で最近、改めてすごいと思うのは、クラシックの世界だ。
たとえば、ショパンのピアノ曲を聴いていると、ある風景や情景などが浮かんでくる。ピアノを弾いている演奏者を見ているのも良いが、目を閉じると、視覚的な世界が広がるのだ。歌がついている曲であれば、歌詞があるためもっと想像しやすい分、その広がりはある種限定的だ。しかし、ピアノ音やバイオリン音、
アコーディオンにいたるまで、楽器は私にとっては三次元の想像を可能にする不思議な道具だ。
一方、美術も面白い。ある作品と向かい合っているとそこから音が聞こえてくるような気がすることがある。絵から音楽が流れてきそうな・・・そんな絵画もたまにはあるが、会話だったり、風の音だったり・・二次元なのに立体的になったり、視覚でしか見えていないのに、聴覚で感じることもあるのだ。
音楽も美術もいずれも、現実の世界ではない。現実の世界を越えた、永遠の普遍の理想の世界。もちろん作品によっては、負のメッセージのものもあるが。

見えない世界を見、聴こえない世界を聴く。

人間にはそんな風にして、自分の世界を広げることができる。芸術の凄いところはここだと思う。

毎朝、ピアノやバイオリンの演奏を聴きながら、朝の世界を開いていくのがなんとも楽しくて、シアワセを感じる。

人生、限られた時間であっても、音楽や美術にふれることにより、何倍にも何十倍にも豊かになれる。


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