若者は「映え」から「ちる」へ

インスタグラムはもうアメリカでは数年以上前から話題になっていたが、日本ではこの2~3年か。猫も杓子もいっては大変失礼であるが、そのメディアの特性が活かせるかどうか吟味なく、とりあえず流行っているからととびつくお店や生活者もいるような、とにかく街でも店先でもインスタの文字を見ない日はない。

何を見てもいちいち写真を撮る今日。ネット上に膨大なデータがたまりたまって、世の中はデータの巨大なゴミ箱状態になっていないかと、ふと自分のスマホも確認する。

とりあえず、撮る。がすっかり生活習慣。いいか悪いか・・・。

さらに、自分が撮った写真を人に見てほしい人はFBやインスタにアップするのが生活習慣。とくに写真のみならば、後者を多用する人が多いだろう。
見た目きれいなスィーツ、変わったファッション、インパクトある現場・・
「インスタ映え」という言葉もすでに古くなりつつあると思っていたが、やはり若い人の間でその傾向があるとのこと。
最近は人のためではなく、自分の癒しのため、自分が好きだから・・ということで写真を撮り、それを眺めるのが良いらしい。
もともと、そういうものじゃないの?と思うが、改めてSNS時代に生まれた若い人たちには、この自分のためのさりげない1枚の価値が最近、新しいと思われているようだ。
その現象を「ちる」と呼ぶそうで、これは「映え」の対局にある言葉だそう。
CHILL OUT という言葉から来たようであるが、落ち着くという意味だそう。人目がどうではなく、自分が好きな一枚でリラックスする。今、この感覚で写真撮影をするのがクールらしい。

SNS疲れもあるのだろう。

日本人はみんながやるからやる。という選択をとる国民。でも、このみんなの中で周囲に合わせてがんばって生き続けるのは難しい。とくにSNSと切り離せない若者にとってはとくにそう感じる人もいることだろう。

大人になってくると、それがわかるのか?いや、大人でも今だに「映え」を目指す人もいる。

そこで目立たなくてもいいんだけど。

スマホの登場で、人は簡単に自分が主役を主張できる時代になった。しかし、その実態は??よく考えて、ツールの機能と向かい合いたい。

拡販もつながりも・・・そろそろ もっと深い、シンプルな世界に向かわない?

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