突き抜ける生き方を。

古い映像に出会った。20年ほど前のものであるが、スペインの伝統武術あるいは芸術である闘牛。その牛を操る、数少ない女性闘牛士の存在。
マリパスという女性だそう。当時、オンナには絶対無理といわれた仕事に対し、彼女はひたむきに努力し、その資格を得ていく。当初同じ道を目指していた兄弟たちを乗り越え、結果、その家では彼女だけが闘牛士になる。尊敬の念を持ち、彼女の仕事を支え、活躍する彼女を応援する男性たちも時間をかけて多くなってきた。闘牛士は勝負に勝って賞金を得て、それを関係者に渡す。さまざまな協力者たちの生活も闘牛士の力量にかかっている。勝たねば食べていけないという過酷な仕事・・。
そういえば、最近は女性の騎手が日本でも話題になっているが、、。

いろんな職業で、当初オンナには無理と言われた世界に女性たちが進出している。最初にその壁を突き抜けるパワーには、本当に頭が下がる。

男女の壁は、なかなかなくならない。これは、もしかしたら、永遠になくならない。もしかしたら、一番の敵という見方があるのかもしれない。寂しいことであるが。
そのさもしい現実を越えて、性差を乗り越えて、やり抜いている女性たちは立派だと思う。もちろんその逆も然り。

つまらない縛り、既成概念のままでは、世の中は変わらない。
性に限らず、年齢、さまざまな障害も同じだ。自分がもっているマイナス要因を乗り越えて、立派に目的を達成する意気込み、生き方、その努力、プロセスこそが心うつ。

会うたびに、「突き抜けてくださいよ」と励ましてくれる友がいる。

うーん、まだまだその域にいっていないが、この女性闘牛士の素敵な活躍を見て、カルメンのメロディとともに、闘うのは結局自分なのだ。という結論が浮かぶ。突き抜けたときに、新たな世界ができる。
マリパス、今も現役のようだ、動物愛護の流れ、まだまだ変わらぬ男性社会の闘牛の世界で生涯の仕事を頑張っているらしい。勇気付けられる。いつか、一度遭ってみたい勇敢な女性だ。

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