「夏の時代」を越えて・・新たな季節に向かう。

平成最後の日、自分なりの30年間を思い出していた。
世の中の動きとともに、自分はどうだったのか・・。
京都に住み、会社員になって3年目・・。ニューヨークに初出張したのはまさに30年前の5月。30歳で東京転勤となり、35歳を前に独立し、新たな環境で生き始め、ありがたい出会いに恵まれて・・
仕事も止まることなく、元気に続けることができた。想定外のチャンスにも恵まれて、本当に順調な日々を過ごすことができた。
海外にも多く出向くことができ、新たな世界観を醸成することもできた。
音楽活動への復帰もこの平成時代での出来事だ。
新たな自分の生き方をいろんな方が応援してくださった。
東京、台湾、返還前の香港、マカオ・・・。
世界は広い、自分は小さいということを全身に叩き込みながら、小さいながらの自由な生き方を追求し続けた・・・そんな時代でもあった。
ライブもCDも出版も、演劇も、ラジオも・・コミュニケーションクリエイターの名の下に、企業のマーケティングコミュニケーション支援をしながら、多様な活動にトライした。
不思議だったのは、どんなこともやれた。幸運としかいいようがない。周囲のおかげだ。
そのなかで、もっとも印象深いのは、NYの同時多発テロのニアミス経験。
あの日をきっかけに世界が変わった。
これにコミュニケーションの変化。ネットが前提の社会になった。
そして自然災害の脅威にもさらされた・・といいつつも、わが身はおかげさまで無事に元気に暮らし続けている。
何の苦労もなく、本当に順調に・・・。
ただ前を向き、ただひたむきにがんばってきた・・というひとつの時代。
それが私の平成時代だった。自立して、自分らしく生きるということへの挑戦の時代。人生を四季にたとえるならば、まさに平成は「夏」の時代。
いい夏の日々を今、かみしめている。

令和の時代がやってきた。何も考えなくても時間は過ぎていくけれど、
同世代の方が、国の象徴という大変難しい仕事に取り組まれるのだから、
少しは私も世の中の役に立つように、貢献の時代、恩返しの時代・・そして
良い実りの秋にしたい・・。
挑戦しながら、周囲への配慮を欠かさず、優しく賢明な人になれるように。
新しい時代への私なりの抱負である。

さあ、この時代も命が終わるまで、生き続けていこう。

平成の時代に別れを告げ、新たな時代へ。平和で優しさに満ちた社会になるように。

カテゴリー: Essay (Word) パーマリンク