家族が見守る、晴れ舞台。

このたびの朗読劇ツアーでは、演劇関係者、役者のファンとそのお連れ様など多数おいでいただいたが、それ以外に印象深かったのは、演者や作家の家族やお仕事仲間たちのご来場。
東京公演のときには、東京近隣在住の役者のお父様やお母様が。なかには京都から新幹線に乗って駆けつけられた方もおいでになった。
上田公演では、長野出身の役者ということもあり、前宣伝も効いて、ご両親はもちろんのこと、おばあ様やご親戚ご一同さまが花束をもってのご参加。
孫や姪っ子の成長ぶり、昔の仕事仲間に久しぶりに・・・とあたたかい再会の時間ともなった。

その中のひとり、あるお母さまとお話しした。娘さんの活躍を心から応援されており、忙しくても毎回舞台があるときは京都から駆けつけてこられる。スタッフへのお気遣いも欠かさず、本当にありがたい限り。
またある役者のお婆さまともお話しをする機会があった。
「こんなに小さかったのに(手で高さを表しながら)、もう見違えるようになって。もうそこに〇〇子が立って芝居やっていると見ているだけで泣けて泣けて・・」そんな風に語っておられた。
役者に作家になる夢を抱き、東京へ出ていった息子、娘たちをどんな風に家族は心配し、見守ってこられたのか・・。
通ってきた道は少し違えど、自分の場合も結果、同じようなことだ。
地元での演奏会や何かステージがあれば、母親が一番に、先頭を切って参加し、
近所の人に声をかける。地元ならではの歓迎ぶりがある。

今回、仲間のご家族たちがステージを見守り、仲間たちが花束をもって駆けつけてこられる様子を見て、母親や自分のことを普段から応援してくださっている方たちのことを思い出し、ありがたいと心から胸がいっぱいになった。

家族の応援。仲間の応援。
これがあってこそ、みんながんばれるのだと思う。
どんなに喧嘩をして、出ていったとしても、
そうであれば、より一層、がんばっている姿には涙なしでは語れないはず。

がんばっている姿を見せることができるということが、一番の親孝行なのかも。
今回、役者や作家の親御さんとの対話から、改めて、感謝の気持ちが生まれてきた。

さあ、地元の温かい応援に応えて、初心忘れず元気にがんばろう!

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