ともに創る、ステージの快感と感動

3月末から始まったドラマリーディング(朗読劇)「真夏の雪」の東京・上田ツアーも無事終了した。5日間9公演で、のべ300名ほどのお客様においでいただいた。
東京は空が見えるカフェバーで、上田では写真のような小劇場での開催。
箱が変われば、作品が違って見える。まったく別物になる。
天気の変化で演技も気持ちも左右される東京会場アリーナでのカジュアル感とオープン感もよかったが、上田の会場 SAINO TSUNOでは、集中してお客様が劇に向かい合えるTHE STAGE。楽器も東京での電気ピアノから、上田では、ヤマハのアップライトでまさに生音に変わり、弾き心地と響きは確かに向上。
遊園地、観覧車が舞台の朗読であったため、カラフルな椅子で楽しさを演出。
そんな素敵なステージで役者たちと一緒に演じた。

どんなステージに立つのか、立てるのか。
それにより、気持ちも高揚。演奏への意識も変わる。
素敵なステージは、最高の衣装だ。

ステージでの本番というのは、何度やっても緊張の連続だ。
団体戦の場合は、とくにそうだ。演奏ではじまり演奏で終わるため、責任重大。
特に最後のクライマックスの演奏直前では頭の中を血管がどくどく動いているのを感じるほどに、大変緊張する。
一体感、役者をセリフをたてる、引き立てる、最高の効果・・を意識すると余計に緊張する。うまく弾こうとすると余計に間違えそうになる。ヒヤヒヤの一時間。
と、ステージが素敵だけに、完璧な演奏ができたかといえば、
毎回毎回、反省は尽きないがこのなんとも言えない緊張感の中で
やりきったということが最も大切であり、お客様の反応もおかげさまで
良かったのがうれしい。

限られた人生において自分が立つステージがあることは、何よりの幸運だ。
今回も見知らぬ街での初ステージで、新たな出会いをいただいた。
同じステージに立てた仲間とは、演者、表現者としての共通の貴重な経験を、そして、そこにおいでいただいたお客様には、作品を通じ、人生のひとときと思いを共有する一体感をいただいた。劇後に行ったミニライブも熱心に聴いていただき、涙される方もいてくださって、思いが伝わったことも嬉しかった。

さあ、次はどんなステージに向かう?作る?


写真は素敵な上田の会場ステージと、愉快で素敵で輝く仲間たち、本番劇後のミニライブの様子。

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