せっかく40歳になったのだからというわけでもないが、今年は何か新しいことをしてみよう。独立して5年経ったという機会でもあるし…そこで思いついた1つめのムーブメントが、心の観覧車を創る、自分主宰のサロン発足である。この通信もそうであるが、何か新しいことをはじめると最初よりもきっと続けることの方がしんどいであろう…ことは想像してみたが、ひらめくときは超前向きで、なんとかなるさ!と即決。なんせ、誰に相談する必要もなし、自分で決めて自分で行う。結果はあとで出る。評価は人様がしてくださる。とそんなわけで、櫻の咲いた時期に企画主旨を含めた案内状をしたためてみた。せっかくの記念なので(記録としても)ここでも掲載しておくこととする。

心の観覧車を創る「非定点」サロンにようこそ! 
〜第1回Mahsa倶楽部のご案内〜

こんにちは。元気にお過ごしですか? いつも支えていただき、見守っていただき、ありがとうございます。
不惑の年?になり、こう考えます。いろんな出会いのなかで、世代・職業・地域を超えて、ヒント・エナジー・愛情・勇気…などをたくさんいただき、ここまでたどり着くことができました。(「ここ」とは「今日」という意味です。)人はどんな出会いを意識して重ねたかにより、歩む道、目指すゴールが変わってくる…と思います。私の場合は、本当に素晴らしい方々に出会え、心身ともに元気に進んでくることができました。これは私をこの世に産み落としてくれた親にはじまり…友人、上司、先輩、後輩…すべてを含みます。人は生まれた瞬間から、死に向かって生きている。そしていつ幕を閉じるか見えない人生だからこそ、「今」という瞬間瞬間を大切に生きていきたいと思います。
私は5年前、脱サラをし、グラン・ルー(観覧車の和製フランス語)の名の下にコミュニケーションクリエイター業を営んでまいりました。我ながら「へんなおしごと」と思いますが、これからもオンリーワンを目指し、自分流に進化していこうと思っています。
前置きが長くなりましたが…そんなこんなで、いろんな方からのリクエストもあり、また自分自身も前から熱望していたのですが、このたび「心の観覧車を創る」Mahsa流の交流会を発足? することにしました。
私がこれまでに出会い、ほどよい関係を続けさせていただいた方々同士を結びたいという思いです。そして、当倶楽部のメンバーになっていただきたい方に、このご案内をお送りいたします。この倶楽部は職業・性別・国籍・年齢を超えたハッピーコミュニケーションサロンです。
よって、この場をビジネスの場にしようというものではありません。また、場所や時間を固定し、定期的に開催するという予定もありません。いろんなアンテナを張り巡らせ、柔軟に進化していきたいと思います。こんな思いのMahsa倶楽部にどうぞ、ご参加ください。
生きることに前向きな方同士の交流はきっと新しい芽となり、花が咲き、実を結ぶと思います。銀座や神楽坂、祇園に「Mahsa倶楽部」というお店を開く資金もないのと、才能もないですし、こんな「非定点の倶楽部」もそれなりに面白いかなと、いつもながら安易な発想です。とはいえ、このたびせっかくプロデュースした素敵な空間が銀座にございますので、そこも皆さんとご相談の上、うまく活用できれば思っています。ということで、第1回のサロンはそこで開催いたします。公私ともにご多忙の土曜の午後かとは存じますが、新しい出会いがあるかと存じますので、今から手帳に書き入れておいていただけると有難いです。
尚、ビジターの参加も歓迎ですので、お友達など当倶楽部にふさわしい方のご同伴もどうぞ。では、心よりお待ち申し上げております。
お読みいただき、ありがとうございました。

2004年4月 櫻のきれいな夜

てな具合で、久しぶりに気合の入った文案ができ、初回の会場は例の銀座書斎倶楽部に決定。その告知も含めて、この主旨に心から賛同してくださる方、これまでのおつきあいで、私の公私を含めこの意図をご理解いただける方、おつきあいの時間は短いけれどきっとこれから長く気もちよくつきあっていただける方…を選定し、メールや手紙、ファックスで案内状を送った。今回は相手に合わせて用紙の色・質感まで考え、こだわった。経営者から作家、芸術家、会社勤めをリタイアされてNPO活動されている方、主婦・クリエイター仲間、レストラン経営者、昔の上司部下、仕事でお世話になっている企業のキーパーソン…。とにかく一見して、この集まりは何か? と思うようなバラエティ豊かな人選をした。このサロンでは、利害関係があってはいけない。これがあるとうまくいかない。主旨が違う。そのような目的をもって、動機をもっておいでになる方にはご遠慮いただく。とにかく純粋に出会いを大切に、人を大切にし、楽しみ、心の観覧車を回していただける方だけにお伝えしたい…。
何年も前から、「何か会を作ってよ、みんな参加したいとは思っても自分からやる人はいないからさ」「何かあったら人が集まれる場所があるといいよね」とリクエストらしき声は背中の方で聞こえていた。でも、忙しい。時間がない…を言い訳にしてきた。
しかし、よく考えたら、実際この5年間は実に多くのジャンル・カテゴリー・職種・世代…の方たちとおつきあいさせていただき、それぞれの層での集まりや小宴はよく開催してきた。そんな集まりから、仲間同士の絆は深まり、公私とも助け合う人々の報告を聞くことが多かった。「この前のあの会で出会った人と今度仕事することになったよ」「あの集まりはもうないのですか?」ついつい、何でも幹事役を引き受けてしまうのでこの調子だ。しかも一度何かを始めると中途半端に終わらせられない…。かといって、毎日宴会も勉強会も大変だ…。また、公私含めてのおつきあいのなかで、人が集まる場・空間をもつ企業もいくつかあり、なんとかその場所を活用し、PRにならないものか…とそんないろんな思いが詰まってわがサロンはいよいよスタートすることになった。
「行きまーす」「お手伝いしたいです」「残念。次回絶対に誘ってね」「関西でもやってよね」「私が出られるときまで絶対に続けてね」などなど、前評判は上々。日々の雑務と格闘しながら、あれこれ楽しい企画を練りながら過ごしているうちに、本番がやってきた。
とくに今回の目玉企画は、初回マーサ倶楽部にふさわしく、ちょっとエクセレントなお兄さまたちと今年結成したバンドの初ライブ。どこかで本番してみたいね…という声をまともに受け、勝手に企画をしてしまった。
このマーサ倶楽部での出演である。その提案はすんなり受け入れられ、本番までの間お互い多忙なスケジュールを調整して、2〜3回の練習を行った。
出先から飛んでくる人、会議が終わり次第楽器をもって駆けつける人、どうしてもメンバーで都合つかないときは、代理プレイヤーとして学生さんまで引っ張り込んでの練習。人間不思議なもので、「本番」があると妙にがんばってしまうものだ。目標をもつということは成長・進歩のためには欠かせない。今回は晴れの舞台に向けてのレパートリーも増やし、おそろいのコスチューム? まで調達して、気分は一流ミュージシャン。本番も面白いが、本番にいたるまでのさまざまな経過、人間模様こそが、実に興味深いということを今回知ることができた。
仕事もできる人たちは、何をやるにも一生懸命で、その瞬間瞬間を大切にする。それがプロの生き方だということも今回の本番前の取り組み姿勢を見て学んだ。
マーサ倶楽部を企画したおかげで、またひとついい勉強させていただいた…というわけで、本番を迎えることになる。(つづきは次号)