このホームページにもわが生い立ちの片鱗はあるけれど、19歳で家を出てから早26年。
気がつけば人生の半分以上を他所で暮らしたことになる。
岐阜から京都へ、東京へ、新潟へ、海外へ…と活動拠点は広がり、第二・第三の故郷と呼ぶほどに愛着のある拠点が増えている。
しかしながら、やはり生まれ育った土地には思い入れがあるもの。
昨年、新潟での仕事のきっかけから、岐阜県大垣市にお呼びいただき、西濃地区の職員研修をさせていただいた。故郷のお役に立てるとはうれしきこと…と思っていた。
そのご縁で都内での岐阜県関係者の集まりに声をいただいたとき、偶然、知事にお会いすることがあった。岐阜をもっと元気にしないといけない!という思いがわずか1〜2分の会話で伝わってきた。何年かの他県での仕事が地元に役立てられないかと思い、一通の手紙を出し、ぜひ岐阜県の元気づくりに役立てていただきたい!との提案。
それから何度か県庁の方からのご連絡があり、接点もできたところ、職員研修の依頼がやってきた。「一度、今尾さんを使ってみて〜」という知事からの要請もあったようで、まあ、なんとも律儀な方であろうかと感心とし、よしせっかく声をかけていただけるならば、参加いただく方にご満足いただける、心に残り、そして行動が変わる研修をしたいと思い、準備をはじめた。岐阜県に関する地元・他県に済む関係者のアンケート調査(ご協力いただいた方、ありがとうございました)などなど…。地元にいたり、どっぷりつかっていると見えないことをあえて、見えるようにしたいという思いがわいてきた。
当日は新任課長さん対象ということで、約100名ほどが参加。故郷での講演ということもあり、またこちらの一方的でなく、参加型のスタイルをとったため、場の空気づくりにもつい意気込んでしまう。あっという間の90分。途中、パソコンがフリーズしたり、いろいろあったけれど、思いは参加者に伝わったかなという感触。

その日は、前夜に岐阜県で新型インフルエンザ感染者が出てしまい、役所的には落ち着かない状況であった模様。そんななか開催いただき、予定どおり実施できてよかった。
翌日、後日と研修担当者の方よりお礼メールや、お手紙をいただいた。「職員が元気をいただいたようです。岐阜をもっと元気にしなければ、広報しなければ、という声も多数ありました。参加型の研修というのは今後参考になります…」などなど、素直なお声をいただき、とても感動した。
わずか90分の仕事でも、その何十倍も考え、準備をする。毎回味わうスリルであるが、終わるたびに、人生の節目をひとつ越えたような安堵感も生まれてくる。
岐阜県への恩返しはこれから始まる。これから始める。今まで学び、体験してきたことをこの故郷の将来に生かしていかねばならない。
ありがたきチャンスをいただいたことに知事はじめ皆様に感謝し、その研修の会場までアッシーくんをしてくれた父親にも感謝である。
きっと親にとっても、うれしい1日だった…らいいなと思っている。
やっぱり、故郷・母国には恩返しをする時期があるようだ。