2006.12
 

 

常宿の裏手をずっと歩いていくとセーヌ川に出る手前にみつけたマルシェ。ギメ美術館やコスチューム美術館などの近くにある。500メートルほどの道の両面に店が立ち並ぶ。野菜、フレッシュフルーツ、魚介、肉、チーズ、オリーブ、香辛料、ドライフルーツ、パン・・・パリの食の博物館さながら、豊富に食材が並び、活気に満ちている。帰国の朝、ここに立ち寄り、必ず買うことにしているもの。このマルシェのそれが手作りマドレーヌとフィナンシェ。写真のごとく、量り売りであり、パッケージこそなんの愛想も色気もないが、なんのなんのこのマドレーヌの美味しさは、まさにママの味ではないかと思うほどにやさしく、しっかりした味である。これをサック(袋)に詰め込んでくれるのがここの女将さん。夫婦でこの屋台をやっているようだ。
マドレーヌにはどうやらシードルが合うそうだ。またここでは、クレープも焼いており、イートインもできる。見た目コンプレックスに豪華になる一方の日本のお菓子に対して、シンプルでまっすぐに美味しい。こういった「素朴な」お菓子の存在がますます貴重になってきた今日。高いから有名だから美味しいとは限らないということをここの商品は教えてくれる。たくさん買うと、女将さんの笑顔が見られるのも特長。