2006.8
  NYへ行くと昼間はくたくたになるまで歩き回る。
そんな日の夜は、定宿にしているホテルのバーで、「ひとりごはん」が楽しみだ。
「おかえりなさい。元気?」の挨拶からはじまり、私の好きなものを覚えており、手際よく出してくれる。
有名なステーキレストランが隣接しており、そこのキッチンから料理を出してくれる。
バーカウンターでひとり、軽めのビールをいただき、シュリンプカクテルや、シーザーサラダをオーダーする。
「すべての料理を一緒にもってきてね」と細かい注文にも「SURE!」の応答が気持ちよい。
すべてのスタッフが大好きであるが、この写真にあるスキンヘッドの紳士が、ホスピタリティNO1である。彼はイタリア出身の超有名バーテンダーらしい。NYの雑誌にも紹介されたことがあるそうだ。彼の写真を撮っていたら、
「この写真を、うちのジェネラルマネージャーにメールしてくださいよ。SALはNO1だと伝えてほしい」その言い方が、あまりにストレートだったので、その夜私は、教えられたメールアドレス宛てに、上司のそのままメールをした。
実際、彼のサービス、気配りが大好きで、あの
店に通っているのは事実だから。
翌朝、上司からお礼のメールがきた。
「確かに、SALは当店の優秀なスタッフで・・・」
アメリカは実力社会。お客様の生の声はきっと
貴重なはず。彼らは自分の仕事をいかにボスに
認めさせるかについて、真剣である。
この店の名前は「ノーネーム バー」。
面白い。SALは、「ホテルに泊まっているお客さまにとって、この店は我が家のようでなければならない」
「次は、いつNYへ戻ってくる?」
といって、世界からの来訪者をあたたかく迎え、送り出す。
何人であろうとも、すぐに友になれる。それが
アメリカの、NYの素晴らしいところである。